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小説『機動戦ガンダムSEEDFREEDOM』下巻 感想・レビュー

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※)ネタバレ注意、あくまで個人の感想です。

先日発売になった小説「機動戦士ガンダムSEEDFREEDOM」(下)購読しました。

上巻に三月末の発売となっていた時はずいぶん引っ張るなと思ったんですが、ちょうど映画の公開終了の時期の発売だったので、作品を振り返るにはよかったのかもしれません。

 ちなみに映画は3回観に行きました。2回目で結構満足して、3回目を迷っていたところで4DXでの上映が開始。4DX未経験だったので、体験してみるのもいい機会と思い3回目の鑑賞といきました。

 通常上映で充分かな、私に4DXは必要なかったみたいです。。。水は一発目で止めました。

次はBlu-ray、DVDの発売待ちですかね?初回特典争奪戦が始まるのでしょうか?パッケージ版へのこだわりはないので、配信かレンタルで見れたら良いです。

さて小説の感想ですが、全体を通して感じたことは、上巻に比べてそれぞれのキャラの心理描写や、背景や過去などがより肉付けされてると思いました。クライマックスに向けネタばらし的な意味も加わっているせいかな。

 映画に登場しなかったキャラもちらっと出てたし、どうせならホウセンカの彼女にもちょっと触れてほしかった。

 それでは自分の気になった点をいくつか挙げていきます。

アウラ、デュランダル、ユーレン・ヒビキ

私が一番気になっていた、アウラ、デュランダル、そしてキラの父親のユーレン・ヒビキの関係性が描かれていました。今まで具体的に触れらて来たことはなかったですが、この3人はコロニーメンデルで面識があるのは明白だったので、気になるのはアウラとユーレン・ヒビキの関係性ですね。

 二人の過去の確執があったことは、キラへのアウラの感情をから見て取れたのでやっぱりかという感じでした。むしろもうちょっと深堀して欲しいところでした。

 アウラにとっては自分の創ったアコード達の方が、ユーレンの創ったキラより優れていることを証明する戦いでもあった。 

コーディネーターと言えども人間には変わりなく、生きていくためには自分を磨き上げ、成長させていかなければならない。

 優秀と言えども生身の人間相手に切磋琢磨してこなかったアコード。戦場を闘い抜き自分を磨きあげてきたキラ達にかてなかったのは必然だったのかな。

バルトフェルトさん

 映画ではあまり出番がなかったバルトフェルトさん。小説でも1ページちょっとの出番でちょっと残念。

大隊を率い、パイロットとしてはエース級、戦艦を指揮して、クーデターも鎮圧する本当に優秀な男と、この場を借りて褒めちぎっておきます。

アスランとカガリ

 とりあえずよかった。2人に幸あれって感じです。特典小説も良かったですが、ちょっと物足りなさも感じてました。この二人も主人公とヒロインなので、二人の絆を感じられえて一安心。

余談ですが最近年を取ったせいか、悲しい話や悲惨の話が受け付けなくなってきて、ハッピーエンドしかいらない感じです。かつて「殺しの富野」と言われた富野さんも「もう悲惨な話はいいよ」と言っているので、そうゆうものだと思ってください。

キラとラクス

最後はやっぱりこの二人ですね。お互い本当の自分達の居場所をみつけたようです。

エンディングテーマにある「求められるまま あの椅子に座り続けたのは通るべき約束だった」がこれまでの二人のいる場所だった。自分のこともラクスのことも見失っていたキラ。捕らわれのラクスが気づいた本当の自分。

 他人の幸せのために自分達を犠牲にしてきた二人が、お互いのために生きる道を選んだ。違った形になるかもしれませんが、きっとまたみんなの前に現れるのでしょう。

 て言うか、やっぱりまっぱだったようです。

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