※)個人的な感想、見解です。
前回第163話 匡は咲季が元カレを避けるためのウソに合わせる。咲季の「平気」と言った笑顔も嘘だと見抜いてしまう。晴人が汚れてしまった劇のセットを一人で塗り直しているところを、雛が手伝いを申しでる。
晴人ー雛
前回に引き続き、晴人のシーンから始まりました。
ノーネクタイ、ピアス、その風貌から入学当初はクラスメイトから近寄りがたい存在だった晴人。そんな周りの目もどこ吹く風だったようです。
晴人の対して地獄の様な顔をしていた雛ですが、楽しそうに塗り直しを手伝っています。
嫌ってはいない様です。大喜と匡と仲良くやっている後輩だから悪い印象はないのかな。
クラスメイトに手伝ってもらうことを提案するも、晴人は自己責任だからと言って断ります。
そして雛から生き方が不器用と指摘される。
そして兄柊仁との過去の回想シーンへ。
柊仁の後を追いマネをすることで、自分が器用に生きてきたと思っていた晴人。
バドミントンを始めたのも柊仁をマネしてだった。そして柊仁をマネするとで自分も上手くなれると思っていた。
幼い頃はそれでよかったかもしれないけど、周りの声が聞こえる様になると、兄と比べられことが反発となり、追いかけて行けばよかった関係が変わってしまった。というより、晴人自身が変えてしまった。
そのうち柊仁のマネをしても同じようには成れないことを受け入れられなくなり、兄と違う自分を自己認識するために、ピアス、素行、栄明への進学へとつながったのですね。
スポーツって同じことを習っていても、個人の受け止め方や、意識の仕方で全く違う進歩をしていくけど、そのことに中高生ではまだ気づかないよね。
チョットだけ〝やさぐれた〟ようだけど、根は悪いヤツではない。
雛はそこに気づいていたから晴人を遠ざけたりはしなかったったし、手伝いも買って出たように思います。
それはクラスメイトもわかっていて、晴人もクラスメイトの気持を知ることができた。
周りに反発しながらも今の晴人でいられたのは、バドミントンには真摯に向き合ってきたからなのかな?
雛からの言葉でこれまでの自分を思い返し、自分で思っていたほど器用に生きていなかったと感じたようですね。
それにしても、雛の言う『自分をみてもらえるって素敵な愛だと思ったんだ』は、晴人からしたら今まさに雛から自分を見てもらえてる状況ですよね。
今回の事をきっかけに雛への気持が本当の恋に変化するのかも。
雛に名前呼びをしてもらえる日がくるのか?それ以上の関係になることができるのか?
これからの晴人の動きが気になってきました。
そういえば、いつか出てくると思ってた遊佐兄弟の回想シーンだけど、バド対決のシーンで出てくるのかと思ってたから、恋愛パートで出てきたのは予想外でした。
でも効果的な演出でしたね。
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